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赤い彗星で撮った! チューリップ星雲

タカsi

タカsi

関西地方は次第に梅雨入りしてきました。
暫くはすっきり晴れた星空は拝めそうにありません。
この梅雨休み?の期間に、溜まっていた機材調整(主に光軸調整)を何とかやっつけようと思います。

先月末、梅雨入り前のラストチャンスということで、山に行ってきました。
この日の予報では、終日快晴の空が約束されているような、GPVも真っ黒け、ということで、ワクワクしながら出撃しました。
が、しかし、どこからともなく雲が湧いてきて、雲が切れるのを衛星画像と睨めっこしながら待機します。。
ようやく晴れてきたのが、23時過ぎでした。
ちょうど月没に合わせて晴れてくれたようです。
今回はBKP200と選手交代でR200SS「赤い彗星」のファーストライトとなりました。
BKP200にはEXPHが2インチスリーブで装着できたのですが、コマコレPHは使えませんでした。
EXPHの性能はとても気に入っていて、BKP200が生まれ変わったほどのインパクトがありました。
ただ、780mm F3.8というレンジも欲しい時があるので、コマコレPHが使いたかったというのが赤い彗星を選んだ一番の理由です。
その外にも、接眼部の裏打ち補強で、冷却カメラ+FW+オフアキをぶら下げても、撓みに強いという特別仕様も無視できません。接眼部の直交確保・撓み防止は地味ですが、とっても重要です^^

さて、赤い彗星のファーストライトとして選ぶのは、、高度が上がってきたはくちょう座の「チューリップ星雲」を狙ってみることにしました。
この星雲はそんなに作例が豊富でもなく、はくちょう座の中でもマイナー対象の一つかもしれません。
普通に撮って処理すると、赤一辺倒のチューリップになってしまっては面白くないので、ナローバンドを煉り込むことにしました。

2020/5/28 はくちょう座 sh2-101 奈良県大塔町
SQM: 21.69  標高1031m 気温11.5℃ 湿度55%
架台:EQ6R APTによる撮影制御
ガイド:ASI120MM-mini +120mm PHD2ガイド
撮影鏡筒:R200SS コマコレPH FL780mm F3.8
撮影カメラ:ASI 1600MM PRO (冷却-10℃)
フィルター:baader planetarium LRGB,Ha,O3
露出:gain300 300s R x 4  ,G x 4 ,B x 4 ,Ha x 20 ,O3 x 9
 (総露光時間 205分)
LED Flat x各30  Dark x15 Bias x100
ステライメージ8にてコンポジット FAPにて対数現像 PSCCにて強調処理

sh2-101

ナローバンドでもチューリップ星雲の独特の表現ができると思うのですが、ここは白鳥座のど真ん中、星々が最高に綺麗なエリアです!
ブロードバンドで星を表現しない手は無いです。
今回はL画像を撮る時間がなかったので、HaとRGB+AOO画像をブレンド比率を変えてL画像としています。
カラーチャンネルにはAOOナロー画像を少し煉り込んだりと、姑息な・・・いやいや、執拗な処理をやってみました(^^;

IMG_8427.jpg
赤い彗星に赤いガイド鏡、赤いカメラと、なんとなく縁起が良さそうな赤コーディネートにしております^^
赤筒+コマコレPHでのファーストライト、画像処理してみると。。。

「なんか星像、変ですよ。」
全体的におにぎり型になっていて、星が丸くありません。
また、現地で撮影したフラットを確認してみると、
R200SS 調整前
ズレてますね。。

ビクセンの説明書には、「光軸は工場出荷時にバッチリだから、余計な事するなよ」と書いていたのを信じて?ノーチェックで現場に持ち込んだのが失敗でした。

おにぎり型に星像が歪むのは、主鏡の圧迫が考えられるので、主鏡セルの側面サポートの締め具合を調整しておきました。
鏡筒内部はBKP200と比べると、やけにテカテカ光っています。これは植毛紙を貼って対策しないと、S/N比が下がるような気がします。(植毛紙を発注~)
また、斜鏡も工場出荷状態では不安が残るので、スパイダーのR200SSステッカー(限定SN入り)を気合を入れて剥がすと、調整ねじが出てくるので、センタリングアイピースを使って合わせ込みを行います。

調整結果は、
R200SS COPH 6200MM
ASI6200MM で試写すると、少し左に寄ってますが、おそらく実用範囲内?だと思います。

R200SS EXPH EOS6D
EOS6Dでの試写。これもまだ追い込みが出来そうですが、実用範囲内ということで、調整終了です。

IMG_8430_2.jpg
Jr.は光軸調整など、全く興味ありません。当然か。。

次はいつになるかわかりませんが、晴れ間を見つけて実際の星でチェックしたいと思います。
次こそ、赤い彗星の本格デビュー??ができますように!

縦構図だとこんな感じかなぁ。
チューリップ星雲と西側の星雲を引き立てるために、トリミングしました。

20200528 大塔 NGC6537 R200SS 1600MM1 RGB_AOO(50) DG
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Comments 24

There are no comments yet.
おりおん  

こんばんは(^^)/
お疲れさまでした。雲襲来で、どうなることかと思いましたけど晴れてくれてよかったですね。
夜空に咲くチューリップ、たしかにここは赤一辺倒になりがちなんです。
私も以前撮ったときは「どこにチューリップが??」ってことになりましたよ。
さすが上手い表現、花びらの色の変化も美しいです(^^♪
赤い彗星のこれからの活躍が楽しみですね。
息子さん、まだ興味ないでしょうけど、すでに何度も遠征してますからね~。
数年後には、親子で機材を並べて撮影ですね♪

2020/06/01 (Mon) 20:02 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To おりおんさん

こんばんは。
早速のコメントありがとうございます^^
雲が覆って来たときには、もう酒盛りの覚悟でビールを冷やして準備していましたが、。
結局1本で済んでよかったです笑
チューリップ星雲、これもサドル付近と同様、フレーミングが難かしい対象ですよね〜。
次回撮る機会があれば、もう少し北に振るか、横構図でチャレンジしてみたいです。
赤い彗星、光軸の洗礼を受けましたが、なんとかデビューできました(^◇^;)
そう言えば、まーちゃるさん家のように親子で撮影とか、将来的出来るかもしれないので、BKP200は温存しておこうと思いました^^

2020/06/01 (Mon) 21:49 | EDIT | REPLY |   
UTO  

>スパイダーのR200SSステッカー(限定SN入り)

あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ!

>次こそ、赤い彗星の本格デビュー??ができますように!

気休めかもしれませんが、タカsiさんならうまくやれますよ。

2020/06/01 (Mon) 21:55 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To UTOさん

こんばんは。
コメントありがとうございます!
確かにステッカーは邪魔ですよね。斜鏡の光軸触らずに反射鏡筒をどうやって使うのでしょうか。。
ただ、ステッカーの予備が付属していたのがビクセンの可愛いいところです(笑)
明日の夜の予報では、朝までよく晴れそうなので、月夜ですが光軸のチェックはなんとかできそうです^^
それにしても、スポットダイヤフラムを確認すると、明らかにEXPHの方が星像良いんですね。。
コマコレPHの星像の限界にチャレンジしてみたくなりました!

2020/06/01 (Mon) 22:03 | EDIT | REPLY |   
みお  

後ろのミューロンとFSQ2本が完全にギャグマンガのような違和感ですね...
接眼部と光軸は気になるんですが、BKP250だと自重が原因?で東西に鏡筒を変えただけで光軸狂ったので諦めました(笑)
にしても、赤い目立つ鏡筒は前から持ってたよ!なんて言い訳できないのでお嫁さんからの視線が怖そうです。

2020/06/02 (Tue) 03:37 | EDIT | REPLY |   
ハチベエ  

|ョ゚д゚*)チラッ
赤いお仲間みーっけ!

どうも、ピントが甘いハチベエです。
タカsiさん、おはようございます(^^)/
どなたかの写真でこの赤い筒を見かけた時から気になってましたが、やはりタカsiさんでしたか(笑)
光軸は残念でしたが、きれいなチューリップ🌷いいですね(*´ω`*)
センスをうかがわせる表現に思わずモニターとの距離が近くなりましたよ(>_<)

2020/06/02 (Tue) 09:33 | EDIT | REPLY |   
夕焼け熊五郎  

「タカsiさん」こんにちは。
チューリップ星雲綺麗ですね、周りの星も色がとても綺麗です。

2020/06/02 (Tue) 10:52 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To みおさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
後ろの機材に違和感ですか??
そうですね、確かに設営・撤収を考えると、暫く連荘したくなります(笑)
BKP250、実際に触ったことは無いですが、BKP200とは取り回しの難易度は次元が違うのでしょうね。。
やはり反射鏡筒の光軸は突き詰めないといけないのでしょうね。
あのセンタリングアイピースを覗く姿勢がキツくて、ストレスのたまる作業に違いないです^^;
赤い鏡筒、そう言えば銀マットを巻くのを忘れてましたね。。赤バレしてしまいます^^

2020/06/02 (Tue) 12:00 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To ハチベエさん

こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
これで晴れてR200SS仲間ですね!
BKP200もそうでしたが、800mmF4鏡筒は出番が多く、とても使いやすいレンジだと思います。
特にエクステンダーPHとの組み合わせでは、εに肉薄するくらいの星像を叩き出します!
画角が狭い分、撮影のハードルは上がりますが、ハチベエさんの大好きなカブリ処理の負担が軽減されるので、楽しいですよ~♪
というわけで、次回撮影時にはモニター拡大鑑賞にも耐えれるくらいのコンディションで臨みたいと思います^^

2020/06/02 (Tue) 12:07 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To 夕焼け熊五郎さん

こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
あの夜は後半から、ぐっと天の川が濃くなりましたね!
はくちょう座の綺麗な星群の真っただ中のチューリップを狙ってみました^^
次回は前半も快晴でありますように~。

2020/06/02 (Tue) 12:10 | EDIT | REPLY |   
OOKEN  
赤い彗星カッコいい

赤い彗星、専用機カッコいいです。専用機なら、光軸合わせおけ!ですよね。赤い専用機で撮影した赤いチューリップがとても素敵です。いつもの如く、真似撮影します。

2020/06/02 (Tue) 16:52 | EDIT | REPLY |   
たっくん  

チューリップ星雲とは初めて聞きました。こんな綺麗な場所があるんですね。
赤い彗星ですが、以前からこの筒に白のドット柄をちりばめたら注目の的だろうなぁと思っていました。タカsiさんどうですか❗️

2020/06/02 (Tue) 21:32 | EDIT | REPLY |   
タカsi  
To OOKENさん

こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
赤いとシャア専用と良く言われますね笑
もう、赤い星雲専用機にしようかなぁ、なんて^ - ^
チューリップ星雲、周りの煌びやかな恒星達と一緒に撮ってやって下さいね!
青い星が比較的多いエリアだと感じました。

2020/06/02 (Tue) 23:24 | EDIT | REPLY |   
タカsi  
To たっくんさん

こんばんは。
コメントありがとうございます^ - ^
チューリップ星雲、私も今回初めて知りました笑
実はこの星雲、中心部分はBが強くて、しっかり炙っていくと青白っぽくなってきます。
ちょうどM17の中心部分みたいです。
赤い鏡筒に白ドットですか〜。
白鏡筒に赤ドットだったら、マイヨジャージみたいでアリなんですけどね^ - ^

2020/06/02 (Tue) 23:29 | EDIT | REPLY |   
Orca  

赤い彗星と言うことは、通常の1/3の露出で、一晩で、
5対象を撮影とか!?
それは、さておき、SH2-101は、ブロードバンドでは、
星雲の出が、今一つなので、Haやナローバンドを混ぜ
込むのですが、これが、なかなか難しいのですよね。
あと、この手のニュートンは、メーカーが、光軸等を
保証していても確認して、調整する必要が、あります
よね。この辺りは、構造が、シンプルなので、しかた
ないところですね。
光軸調整中の写真は、Jr君が、赤道儀の上に立って
いるのかと二度見してしまいましたよ。

2020/06/03 (Wed) 01:30 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To Orcaさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
赤い彗星、三倍速いとバカ売れですよ(笑)
受注生産の様で、納期が割と長かったですが、シリアルナンバーは23。
70台限定らしいので、まだまだ受注生産枠は余ってますね(^^;
イプシロンでさんざん光軸調整をやっているので、800mmF4鏡筒の作業は「鼻歌」です(ウソ
やはり箱出し状態ではダメですね、。

2020/06/03 (Wed) 12:03 | EDIT | REPLY |   
ニット  

キラキラと輝いています。
青色、赤色、黄色、緑、みんな綺麗です。
とにかく、好きです。

2020/06/03 (Wed) 12:42 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To ニットさん

こんにちは。
緑色?は想定外でしたが、気に入ってもらってよかったです。
確かに星色が緑に転んでいるなぁ。。

2020/06/03 (Wed) 13:13 | EDIT | REPLY |   
TSUBAKI  

先日はお疲れ様でした。m(_ _)m

撮影開始するまで雲に邪魔されてこのままだと萎えるぞーと思ったら、ど快晴でしたね。

暗闇でも赤い彗星は目立ってましたよ。

チューリップ星雲、星雲だけじゃなく周りの星々の輝きと色合い表現も流石ですね。
素直に綺麗です。

光軸ズレは黙っててもわからんぐらいだと思ってましたが、そこはタカシさんの性格上許せないんですね。^_^

赤い彗星の今後が楽しみですね。
^_^

2020/06/03 (Wed) 19:34 | EDIT | REPLY |   
マルさん  

赤い彗星ファーストライトおめでとうございます。
工場出しでそのまま使えそうなのはタカハシさんくらいで他は調整しないとダメでしょうね。
タカsiさんも書かれてますが、800mm/F4の鏡筒はいろいろ面白い切り取りが出来そうで魅力的ですね。
次の作品楽しみにしています。

2020/06/03 (Wed) 20:20 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To TSUBAKIさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
前半、雲に覆われてどうなるかと思いましたが、何とか撮影できて良かったですね!
R200SSですが、BKP200と比べると、筒内のテカリ防止が今一つでして、同じような遮光環を作ろうかと思ったのですが、植毛紙を貼る事で同じようなコントラストが得られそうになりました。BKPと比べると一長一短があって興味深いです^^
チューリップ星雲、これまたTSUBAKIさんの機材セットと被りますね〜(笑)
撮られる機会がありましたら、横構図が面白いと思いますよ! 上の作品ではもう少し北側や西側が欲しかったりします。。
赤い彗星、銀マット仕様にするかどうか、激しく悩んでいます^^;

2020/06/04 (Thu) 09:52 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To マルさん

こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
限定バージョンなので、箱出しで使えると思い込んだのが馬鹿でした^_^;
光軸を合わせていると、斜鏡も若干ズレているようだったので、どの道スパイダーのステッカーは剥がす運命だったんです笑
800mmF4はこれからも使い勝手がいいレンジだと思います。
センサーを小さくしても長く楽しめそうですし、シーイングにギリギリ左右され難い焦点距離という事で、オールマイティに活躍してくれそうです^^
ε130Dと同写野での比較とか面白そうですね!

2020/06/04 (Thu) 09:59 | EDIT | REPLY |   
のんた  

タカsiさん、おはようございます。
赤いチューリップは赤いR200SSにピッタリですね。
光軸やはりズレていましたか。僕の古いR200SSも車の振動?でズレるので現地で毎回光軸合わせしています。(って言うか、イプもASAもみなそうでした(^^ゞ)
なので、旧R200SSには斜鏡と主鏡の光軸調整ネジをボスノブに変更しています。手で簡単に合わせられるので重宝しますが、出っ張りがあるため、付属の主鏡蓋が閉まらなくなり、自分で作りました(笑)赤いR200SSはどうしようかな.....ボスノブにすると斜鏡のシール剥がさないといけなくなるので迷っています。

2020/06/14 (Sun) 10:27 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To のんたさん

コメントありがとうございます。
赤いR200SSは赤い星雲専用です(ウソ
遠征で運搬後に光軸がズレるのが嫌で、BKP200から浮気したというのも事実ですので、斜鏡・主鏡共に引ネジはガッチリ締め込むようにしています。
助手席縦置き&チャイルドシートX縛りでなんとか振動対策ができたらと考えています^^;
ボスノブ、確かに現地で素早く調整できますよね〜。願わくば、現地で光軸調整はやりたくないです。。
やり出すと、ハマって撮影が出来なくなる日も出てくるからです。RASAの現地調整が辛かったです(笑)
あ、斜鏡のシールは予備があったと思うので、一気に剥がしてくださいね!

2020/06/14 (Sun) 11:04 | EDIT | REPLY |   

コメントを残してくださいね^^