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月夜のナローバンドのススメ クレセント星雲

タカsi

タカsi

久しぶりに月夜の・・・シリーズの復活です^^
来週半ばからは本格的に梅雨入りするとの予報が出ていますが、月夜であっても晴れ間は貴重です。
6月2日の夜、夕方からスッキリ晴れていて、GPV予報でも概ね朝まで天気は良さそうです。
今回は自宅に据付けたEQ8Rに赤い彗星R200SSを載せて、月夜のナローバンド撮影に臨みます。
対象は今年既に何度か撮影している「クレセント星雲」に決定です。
23時を過ぎると、東の低空からはくちょう座が昇ってきて、そろそろ撮影が出来ます。
本来なら東の空は大阪市内の明かりで一番きつい方角ですが、コロナ禍の影響でいつもより2トーン暗い空のような気がします。
この夜の天気は、薄雲が時折流れるくらいで概ね快晴でした。
前回の光軸調整の結果が気になる撮影でしたが、結果は四隅(フォーサーズですが)まで満足いく星像で一安心です^^

2020/6/2 はくちょう座 クレセント星雲 NGC6888  AOO合成
光害指数 : 兵庫県西宮市 自宅 SQM18.39 標高13m 
架台:EQ8R APTにて撮影
ガイド:ASI120MM-mini +120mm PHD2ガイド
撮影鏡筒:R200SS コレクターPH FL760mm F3.8
撮影カメラ:ASI 1600MM PRO (冷却-10℃)
フィルター:baader planetarium LRGB,Ha,O3
露出:gain300 300s Ha x 22 ,O3 x 23
 (総露光時間 225分)
LED Flat x各50  Dark x15 Bias x100
ステライメージ8にてコンポジット FAPにて対数現像 PSCCにて強調処理

NGC6888 AOO

バックのHa成分がとても多く、写野全体が赤っぽくなります。
こんなにもモクモクしていたエリアだったんですね。拡大撮影だと気付きませんでした^^;
今回は月が明るい前半はHaを撮影し、空のコンディションがよくなった頃からO3を薄明まで撮り続けるというプログラムで放置撮影したのですが、途中から雲が湧いてきて最後まで完走ならずでした。

IMG_0074.png
APTの撮影プログラムの最後に入っているのが、パークコマンドです。
撮影終了と同時に既定のポジションに戻る動作を行います。
パークコマンドを覚えてからは、寝過ごして鏡筒がピラーに接触するという事故が無くなりました。
これは遠征撮影でも設定しておくと安全かもしれませんね。
どこの誰だとは言いませんが、遠征でビールをしこたま呑みながら、酔っ払ってウトウト、気付いたら薄明開始していたとか、。。西側を撮影しているとアウトなんですよね^^;
IMG_8432.jpg
この日の夜は終始西風が吹いていて、時々強めの風でガイドが大きく乱れていました。
こんな時はパラソルで風除けを風上に設置すると、ガイドグラフが大きく改善します。
やっぱりこれは遠征に持って行こうかなぁ(ウソ

そして最後に、今回のナローバンドAOO画像を、4月末にミューロン君で撮影したRGB画像と合成しました。
前回は去年のAOO画像との合成だったのですが、去年のAOO画像を赤い彗星R200SSが超えてくれました^^

NGC6888 RGB+AOO

2020/4/28 奈良県大塔町 SQM: 21.69  標高1031m 
架台:AXD2 APTによる撮影制御
ガイド:QHY 5L2M PHD2オフアキシスガイド
撮影鏡筒:μ-250CRS x0.73RD FL1825mm F7.3
撮影カメラ:ASI 1600MM PRO (冷却-10℃)
フィルター:astrodon TB gen2 LRGB
 露出:L gain139 300s x 12  ,R x 4  ,G x 4 ,B x 4
(AOOと合成 総露光345分)

随分とキラキラなクレセント星雲に仕上がりましたが、それでもナローバンド成分は控えめに調整しています。
もう今年はクレセント星雲はお腹いっぱいです(笑)
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Comments 16

There are no comments yet.
のんた  

タカsiさん、こんにちは。
月夜もナローで撮影とは息つく暇もありませんね。
こちらは幸い?曇っているのでゆっくりPIの勉強しています。
赤いR200SS格好いいですね。撮影画像もよいのですが、望遠鏡を撮るのも良いなあ....。

いまコスモ工房さんに2点止め鏡筒バンド用のロスマンディ規格のアリガタを制作依頼中です。
梅雨明けまでに届くかな....。フォーカサーもEAFにしたいし。まだまだ時間が掛かりそうです。

2020/06/04 (Thu) 18:05 | EDIT | REPLY |   
たっくん  

月夜のナローバンド撮影。満月期に晴れ間が多いこの頃にはいい手段ですね。
私もNB1フィルターでやってみようかな。
クレセント星雲、あみあみが綺麗に出て素晴らしいです。

2020/06/04 (Thu) 21:03 | EDIT | REPLY |   
みお  

もうそんな時期って気がしますね。
私のところでは日付が変わらないと遮蔽物で撮れないです。
まぁ薄明で完全に撮影できない時間に赤道儀の可動範囲限界で止まるので丁度いいですが…
EQ8-Rでも風があるとやっぱり辛い感じですか。( ..)φメモメモ

2020/06/04 (Thu) 21:27 | EDIT | REPLY |   
ひろたろう  

タカsiさん、こんばんは。
満月期にナローバンド撮影素晴らしいですね!
多彩でとても美しいクレセント星雲ですね!
屋上にEQ8-R&大型パラソルはタカsiさんの専売特許ですね(^ν^)

2020/06/04 (Thu) 23:22 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To のんたさん

おはようございます。
毎度コメントありがとうございます^^
月夜こそナロー撮影ですよ!!
遠征でナローを何夜に渡って撮影する、、私には我慢できません(笑)
確かに遠征地で撮影するナロー画像は「びっくりするくらい」よく写ってくれますが、光害地でもHa画像は撮りためることが出来るという事で、分の悪いO3だけを遠征で撮影するというハイブリッド撮影が今後も流行りそうです(自分的に)
R200SSのカメラ接続で悩んでいます。直焦ワイドアダプター+EOSマウントでカメラを接続する場合は問題無いのですが、EOSマウントを使わずにコレクターPHやEXPHを冷却カメラに接続する方法、ご存じでしたら教えてくださいm(__)m 
特にコレクターPHの場合は2インチスリーブ仕様で固定するわけにもいかず、ちょっと頭を抱えてしまいます。
そうそう、EAFは快適ですよ!

2020/06/05 (Fri) 07:06 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To たっくんさん

おはようございます。
コメントありがとうございます。
たっくんさんもNB1で是非月夜のナロバン組に参戦してくださいね^^
クレセント星雲はNB1には打って付けの対象だと思います。
「意外とよく写ってびっくり」この体験を多くの方と共有したいものですね♪

2020/06/05 (Fri) 07:09 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To みおさん

おはようございます。
コメントありがとうございます。
もうそんな時期ですよ!丁度日付の変わるころからが撮り頃なので、3時間きっかり撮影出来れば、、3nmはもう少し時間必要ですか(^-^;
EQ8R、今のところ問題なさそうですよ。
毎回電源投入時に初期設定をハンドコントローラーで入れているのですが、リモート天文台では常時通電しているのでしょうか。。
初期設定をすっとばしてホームポジションからスタートできる方法を模索中です。
今回は西風が時折強く吹く中の撮影でしたが、EQ6Rに比べて歩留まりは2割増しといったところです。
赤緯のバランスは大幅に筒先側だったのですが、それでもパワフルにガイドしていました。

2020/06/05 (Fri) 07:19 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To ひろたろうさん

おはようございます。
毎度コメントありがとうございます^^
クレセント星雲、、遠征地と光害地の合いの子の完成です。
遠征で撮影したブロードバンドだけでも作品としては成り立つのですが、この星雲はHaの構造美とO3成分の青いベールが特徴的ですので、両者の良いとこどりを目指したということなんです♪
パラソルは風除けには意外と効果大なんですよ~^^

2020/06/05 (Fri) 07:25 | EDIT | REPLY |   
ハチベエ  

タカsiさん、おはようございます(^^)/
AOOでクレセントですか。
う~ん、素晴らしいですね(*´ω`*)
Hなαの海にぽっかり浮かぶようにいるカブトガニにみえます(笑)
しかし、闇夜に赤い筒は映えますねぇ(^^)
赤猫しかり今後は赤が主流に...はならないか(笑)

2020/06/05 (Fri) 09:30 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To ハチベエさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
月夜で自宅からなら、AOOですよ!
しかしR200SSは使いやすい鏡筒ですね。
鏡筒自体は凄く軽いので、ハンドリングしやすいです。BKP200と比べても、2割以上軽い感じがします。
鏡筒の内部は少しテカリが気になるので、植毛紙をビッシリ貼り詰めましたよ^^
赤カメラ・赤鏡筒・赤ガイダー・赤ラズパイ。。赤の国に染まってしまった感が半端ない。。
ハチベエさんも赤ラッピングしましょうね~♪

2020/06/05 (Fri) 12:08 | EDIT | REPLY |   
Orca  

NGC6888クレセント星雲は、空の暗い所では、大口径ドブで、良く見える
対象で、Hβフィルターを通して、μ-250CRSの画像をモノクロにして
淡くした見え方をしますよ。眼視で、良く見えるということは、Hβの
成分が、多いので、ナローバンドでもよく写る対象ですね。
見える印象は、”クラゲ”ですよ。
写り方は、RGB合成でもAOO合成でも同じような写りになるので、
周辺のHa領域を強調するならAOO合成でしょうね。
それと、天頂付近を通過するので、街中でも撮影しやすいですよね。
ナローバンド撮影では、20㎝F4の明るさと解像度は、いいですね。

2020/06/06 (Sat) 15:02 | EDIT | REPLY |   
タカsi  
To Orcaさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
クレセント星雲、眼視でも見えるんですね!
RGBでよ〜く炙ると赤い部分はディテールもよくでてきますが、青いベールはO3別撮りじゃ無いとなかなか難しいと思いました。
AOOとのブレンドがマイブームなんですが、科学的には疑問符がつきそうですね。

2020/06/07 (Sun) 11:07 | EDIT | REPLY |   
787b  

ホントに凄いです!
自分で処理していたら赤い星雲の周辺にフチみたいな変な色が出るのは処理ミスかな、とか思ってましたが、
ハッキリと青っぽいガスがあるのですね、お陰様で凄いスッキリしました!

2020/06/08 (Mon) 16:59 | EDIT | REPLY |   
タカsi  
To 787bさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
クレセント星雲、これからの時期に筒を向けたくなる対象の一つですね!
青いベールをどれだけ被せるのかは、作者の匙加減だと思うのですが、ウッスラとかかっているのが「ベール」っぽいと思うのですが、いかがでしょう^^
昨夜も満月でしたが、夜半過ぎには天頂付近に昇っている白鳥座がよく見えました。
梅雨明けにはまたご一緒できたら良いですね!

2020/06/08 (Mon) 18:14 | EDIT | REPLY |   
のんた  
To タカsiさん

タカsiさん、おはようございます。
返信が遅くなり申し訳ありません。
R200SS+コレクターPHにEFマウントを使わずに冷却CMOSカメラなどを接続する方法ですが、
自分は以下のように接続しています。
R200SS+コレクターPH+ワイドアダプター60DXの回転機構部分+ほしぞら工房社製オフアキリング+CFW1-5+ML16000です。
肝はほしぞら工房社製のオフアキリングですね。これをワンオフで誰かに作ってもらえばOKです。
詳細はこちら。
http://nonta1965.livedoor.blog/archives/673061.html

2020/06/14 (Sun) 10:15 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To のんたさん

こんにちは。
ご丁寧な解説、大変助かります!
詳細ページは、実は何度も読ませていただいたのですが、やはり既製品では対応出来なさそうですね。
オフアキテーパーリング、作ってもらおうかなぁ。。K-astechさんからビクセン用の接続リングが出てたんですが、よく見るとVSD用でR200SSのワイドアダプター60DXに適合するものではなかったようです。
ニーズとしては、数は無いと思うので、ここはワンオフ制作しか無いですかね。
あ!のんたさんが赤いR200SSとASI6200MMの組み合わせを遂行する可能性にかけて、しばらく待ちの状態にしておくのも手ですね^^

2020/06/14 (Sun) 11:09 | EDIT | REPLY |   

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