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夏の定番! M8 M20 ニャンコの手

タカsi

タカsi

連日雨が続いています。豪雨の影響で被災された九州地方の方、一刻も早い復興を願っています。
近畿地方でも依然警戒が必要な夜が続くようです。
梅雨ってこんなに恐ろしい季節だったでしょうか。。

さて、梅雨入り前に撮影した画像は底をついてきました。
5月末に遠征で撮影した最後の画像ですが、画像に少々難ありでして、処理を後回しにしていました。
いて座のど定番構図ですが、M8&M20に猫の手星雲を添えて、令和2年式の撮影システムでしっかり露出してきました^^

2020/5/28 いて座 M8 M20
SQM: 21.69  奈良県大塔町 標高1031m 気温11.5℃ 湿度55%
架台:AXD APTによる撮影制御
ガイド:ASI120MM-mini +120mm PHD2ガイド
撮影鏡筒:FSQ106ED Twin
撮影カメラ:ASI 6200MM PRO (冷却-10℃)
フィルター:astrodon TB Gen2E
露出:gain100 300s L x19 , R x6 , G x6 , B x7
 (総露光時間 190分)
ステライメージ8にてコンポジット FAPにて対数現像 PSCCにて強調処理

M8 M20 LRGB

この日の撮影は前半雲に覆われていて、夜半過ぎから本格的に露光開始したと記憶しています。
まだ薄雲通過が多かったせいか、輝星の周りにハロが出てしまい、がっかりだったんですが、マスク処理でなんとか目立たなくなりました(^^;;
昨年同時期にも同じような構図で撮影していましたが、今年の方が幾分か細部のディティールが良く出ていると思います。

ハチベエさんからインスピレーションを頂いた、M20星雲とM21散開星団を切り出しました。

20200528 大塔 M8 M20 FSQ106 6200MM Twin LRGB (1)

一瞬青ハロだらけ!っと、焦りましたが、青い星が多めだったようです^^;
この縦構図も定番らしいので、機会あればR200SSで狙ってみたいと思います。

20200528 大塔 M8 M20 FSQ106 6200MM Twin LRGB (2)
「猫の手」星雲ですね^^
水虫に羅漢しているゆび・・、もうエエか(自粛

20200528 大塔 M8 M20 FSQ106 6200MM Twin LRGB (3)
説明不要のM8干潟星雲ですが、処理を進めていくと自然に中心が青っぽくなってきます。
前回撮影分と比較すると発色が違うのですが、ナローバンドで撮るとM8の中心部分はO3成分が随分主張するので、妥当な色なのかもしれません。

今回も切り出し画像で遊んでみましたが、メジャーな対象が1フレームに複数混在するという、大変贅沢な写野だと感じました^^
冬のオリオン座と夏のいて座は、本当に賑やかで楽しいですね♪

薄雲通過とは関係ないのですが、ツイン鏡筒のタワミのせいか固定不十分だったか、L画像の星が丸くありません。
L_2020-05-28_23-45-32_Bin1x1_300s__-10C_G100_ZWO_ASI6200MM_Pro__Mono_M8 M20 L_qc
縦に伸びている星像、フラットエイドプロの機能でなんとか修正できました。
ぴんたんさん、すごい使いやすいソフトを開発されましたよ^^

L_R_2020-05-29_00-33-10_Bin1x1_300s__-10C_G100_ZWO_ASI6200MM_Pro__Mono_M8 M20 RGB_qc
そして、問題児のRGB担当の鏡筒は、光軸がよろしくなくて、四隅の星像が歪になっています。
ただ、LRGB合成してしまうと歪な星像は目立たなくなるのですが、星の色ズレや滲みが残ってしまいます。

ここで悟りました。
「重箱の角をつつき過ぎると幸せになれない」(あくまで私感です(^^;)
星像はどこで妥協できるか、という永遠のテーマのような気もします。

IMG_2401.jpg
当夜は夜半過ぎから薄明にかけて、空のコンディションがどんどん良くなってきました。
眠気も覚めるような濃い天の川を堪能できました。

早く梅雨が明けて、夏の天の川・星シャワーを浴びに行きたいですね〜^^

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Comments 22

There are no comments yet.
こたろう  
上手い😋

こんにちは\(//∇//)\

これは上手いなあ\\\\٩( 'ω' )و ////
一瞬派手に見えるんですよね。。。ところがよく拝見すると何を特別強調もしていない。どこも、これが出てれば最高なのに。。。が随所に散りばめてあって、どこをアップで切り取っても各々が良く出来てる\(//∇//)\
個々にアップで撮ることも多い被写体だし、良い参考になると思います。
M20あたりの星ですが、面積小さいくせに妙に青くて輝度の高い星が多いですね⭐️

2020/07/09 (Thu) 13:57 | EDIT | REPLY |   
夕焼け熊五郎  

「タカsiさん」こんにちは。
これまた迫力のM8、M20っどアップで見ると暗黒帯も沢山ありますね、凄いです次回から天体写真上級編へようこそ!に変えましょう。

2020/07/09 (Thu) 14:12 | EDIT | REPLY |   
ひろたろう  

タカsiさん、こんにちは、
奈良県の大塔町と言うのはどんな処なんだろう!考えると夜も眠れなくなります(^ν^)
きっと暗いのどかな山村なのでしょうか?
おっしゃる通りM8&M20付近はメジャー天体の宝庫ですね(╹◡╹)
どの画像も素晴らしいですが、私はニャンコの手が好きです。
色彩豊かで毛細血管の様な暗黒帯が憎いですね!(◎_◎;)

2020/07/09 (Thu) 15:19 | EDIT | REPLY |   
OOKEN  
にゃんこ撮影したい

私も、にゃんこを真似して撮影したくなりました。かわいいおて手に、水虫がとても美しいです。手相の様な暗黒帯もはっきりで、とても素敵です。真似リストに入れさせて貰います。拡大しても良いかもですね。

2020/07/09 (Thu) 18:06 | EDIT | REPLY |   
UTO  

ううむ、にゃんこの手の東の暗黒帯とか見ると、やっぱり遠征して撮影の威力を感じます。
分子雲の淡い広がりというか、反射星雲の広がりといいますか・・・おうちでは限界がありますね。

RGB担当ですが、センサの傾きもあるのかな?と思いました。FSQの光軸よりカメラ側を疑った方が良いですが、RGB担当なので、LRGB合成であれば、色ズレはあったとしても、60MPixの解像度・・。プリントでは全く判らないでしょうし。
おっしゃるようにどこで妥協点をみつけるか、でしょうね。
M8中心部はOⅢ、強いですよね。眼視で見える所以でもあります。

2020/07/09 (Thu) 18:53 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To こたろうさん

こんばんは。
コメントありがとうございます^^
私も派手かなぁ、と思ったのですが元来派手なエリアという事で、これくらいを落としどころにしました。
昨年よりも水虫の進行具合が一段と酷くなっているような、いないような( ´∀` )
これらはどれを切り取っても見応えありますね♪
M20周辺の青い星ですが、青過ぎるほど青だらけですね、。
色収差かと思ってしまいました(笑)
次回お会いできるのを楽しみにしておりま~す^^

2020/07/09 (Thu) 20:52 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To 夕焼け熊五郎さん

こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
M8周辺は黒い筋だらけですね^^
星の輝きも綺麗なエリアで、双眼鏡でも暫く見とれてしまいます♪
天体写真上級編??
そんなタイトル絶対無理です~(^^;

2020/07/09 (Thu) 20:55 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To ひろたろうさん

こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
奈良県ですか。魅力的な撮影地が多くあります。
特に紀伊山地の標高1000m以上の山々からは南天が抜群にコンディションが良いといわれています。
関東では、、そうですね、房総半島の南側、館山の太平洋側から見る南天のイメージでしょうか。
暗い空は星屋の共通の財産ですよね^^
ニャンコの手の付近の毛細血管、なるほど、そういう表現もアリですね。
暗黒帯が意外と面白いエリアでもありますね!

2020/07/09 (Thu) 23:28 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To OOKENさん

こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
梅雨明けもまだまだいて座は狙えますので、是非このメジャー対象を中心にεで狙っていきましょう!
微恒星わんさかエリアですが、イプシロンの結像の良さできっとゴージャスなM8 M20が撮れると思います^^
ここは天の川の相乗効果で、星色も賑やかで処理していても楽しいです!

2020/07/09 (Thu) 23:32 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To UTOさん

おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。
ブロードバンドの暗い部分は遠征撮影が有利ですよね。
この辺りの微妙な表現は空のコンディションによるものが大きいかと(^^;
M8のO3成分は眼脂でも見えるんですね!
UTOさんが久しぶりに遠征されると、クオリティ高い画像をじゃんじゃん撮像されている様が目に浮かびます^^
RGB担当の鏡筒は対物レンズの光軸か、ドローチューブにガタがある状態だと思われます。
Twin鏡筒で、左右のカメラを入れ替えても、不具合がキッチリ再現されるという事は、フランジ面以降の問題ではないという事が証明できます。
仰るように、プリントサイズでは問題にならないレベルかもしれませんが(^^;
でも気になるんです(笑)

2020/07/10 (Fri) 07:40 | EDIT | REPLY |   
ハチベエ  
たま、らんちッ!!

タカsiさん、こんにちは(^^)/

たまには、人にインスピレーションを与えることが出来るんだなぁとしみじみと思っているハチベエです( *゚д゚)*。_。))ウンウン
って、僕もアドバイスもらってあの構図にしたので偉そうなことは何一つ言えないのが現実ですが(笑)
って、そんことはどうでもいい!
それよりも、この夏の定番M8&M20やばくないですか?
いや、マーベラスタマランチ会長(またーりver.)ですっ(*´ω`*)ン∼マーベラス♥
こたろうさんもおっしゃられていましたが、眩しく感じるほどの鮮やかさで派手に仕上げたと思わせぶりな態度を取りつつ、実は質実剛健な処理をされた結果だという...かっこよすぎやしませんか?(/ω\)
もちろん、各々にクローズアップした画像も素晴らしくてどれを見てもタマランチが尽きません。
もう、タマランチの在庫が空になります(笑)

2020/07/10 (Fri) 10:46 | EDIT | REPLY |   
RUKU  

これは綺麗ですね~
薄雲の影響など全く感じさせないクリアで美しい発色だと思います。
標高のある撮影地で、空の抜けも良かったのでしょうね。
M8,M20&にゃんこの手のお手本のような作品ですね!
切り取った画像でも十分鑑賞に耐えられるのがまたすごい^^;

2020/07/10 (Fri) 13:33 | EDIT | REPLY |   
マルさん  

安定のFSQ106EDにフルサイズCMOSのツインは流石にハイクォリティーですね。
3つの星雲を切り出しても余裕の解像度、唸ってしまいます。
タカsiさんがこのシステムで次に何をとるのかが楽しみです。
RGB用途のシステムのスケアリングエラーはUTOさんがおっしゃる通りで、まあほどほどに・・・かな。

2020/07/10 (Fri) 13:47 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To ハチベエさん

こんにちは。
ランチ時にタマランチを連発していただいて、ありがとうございます(^ ^)
いやぁ、ハチベエさんの作品から多大な影響を受けましたよ〜。
やっぱり構図は大事ですね!次回M20を狙う時は、R200SSにエクステンダーPHを付けて、縦構図でM21とコラボでバッチリ♪
このM8&M20の画像、やばいですよ〜。何がやばいって、原画のファイルサイズが重すぎて、PSの4GB制限に引っかかって保存できません^^;
こんな時はPSB形式(Photoshopビッグデータ形式)で保存すれば、4GBオーバーでもレイヤー構造を維持できるようです。(初めて知りました)
M8も猫の手もまだまだ撮り頃なので、梅雨明けにでもいかがでしょうか?
そして、まさかの縦構図4枚モザイクでお願いします!

2020/07/10 (Fri) 15:29 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To RUKUさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、この日の夜は全国的に抜けのいい空が広がったようで、細部までよく写ってくれました^^
ミューロンの長焦点に疲れたら、500mmくらいの焦点距離って、ガイド星もあっさり導入できたりで気持ちいいですね(笑)
標高が1000mあるので、更に条件がよかったのでしょうね!
対象にもよりますが、今回は1粒で3度美味しいみたいな、切り取り甲斐のある賑やかな領域ですね♪

2020/07/10 (Fri) 15:41 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To マルさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
FSQ106の周辺星像ですが、F5の状態だとイメージサークルは88mmもあるので、スケアリングさえ合っていれば四隅は問題ないはずなんですよね〜。。
マルさんに教えていただいた、例のスケアリング調整方法をこの週末にでも再チャレンジしてみます^^
前回は鏡が大きすぎてフランジ面と完全に密着できていなかった恐れがあるので、次は「ゴムバンド」で鏡とカメラを縛ってみます。
カメラ側のエラー要素が全て排除できたら、後は楽ですもんね♪
梅雨が空けたら、このシステムでケフェウス周辺を狙ってみたいと思います^^

2020/07/10 (Fri) 16:22 | EDIT | REPLY |   
のんた  

タカsiさん、こんばんは。
すばらしい!綺麗ですね。
FSQ106EDの星像ってほんと綺麗ですしASI6200MMの解像度も素晴らしい。
これだけで十分って感じですね。

最近欲しいものが多すぎて困ります。
EOSR5もε160EDもASI6200MMも。最近調子悪いノートパソコン(Mac)も。破産です(笑)

2020/07/10 (Fri) 22:57 | EDIT | REPLY |   
西野善春  
いつもながら

ハイクオリティな作品に感嘆いたします。M8の西側に肉球があるなんて、恥ずかしながら知りませんでした(苦笑)。5/28と言えば例の日付が変わる頃から急速に雲が切れてきた日でしたね。
ところでよければ教えてください。例のネオワイズ彗星を来週末辺りから狙いたいのですが、紀伊半島では北西方向は大都市圏の光害の影響を受けそうです。やはり八塔寺や峰山高原辺りが適しているのでしょうか。

2020/07/11 (Sat) 08:27 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To のんたさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
FSQ106EDはレデューサー無しのプレーン状態で出来るだけ使いたいと思います。
88㎜ものイメージサークルは不要ですが、RDを使うならモザイクをした方がいいのではないかと思ってしまいます。
それはそうと、またのんたさんを悩ますような新機種(160)が発表されましたね!
130と180の良いとこどり、なかなか魅力的です(笑)

2020/07/11 (Sat) 12:05 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To 西野善春さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
猫の手星雲は赤と青の対比と暗黒帯が入り混じって、写真映えする対象だと思います^^
M8/M20と比べると淡いので、意識して炙ってやりました。
それにしても、赤い星雲が多い中で、これだけ青成分が入り混じるエリアはなかなか珍しいですよね!
梅雨明けの夕刻にネオワイズ彗星を狙いたいですね。
申し訳ないのですが、私は彗星関連の情報を持ち合わせておりません、。
ステラナビゲーターで調べてみたのですが、7/20だと20時前後に北西が開けている山の上が理想でしょうか。
薄明前後での観測を考えると、空の暗さも大事ですが、低空の視界の広さの方が重要かもしれませんね^^

2020/07/11 (Sat) 12:22 | EDIT | REPLY |   
たっくん  

鮮やかな夏がここにはありますね。
私も早く撮影したい領域です。
無理のない自然な感じに感服です。
タカsiさんが今回使った星像を改善するのにも有効なフラットエイドプロを、やっと購入しようと決めました。
今夜にでも購入予定。これで少しはタカsiさんに近づけるかな?

2020/07/12 (Sun) 18:58 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To たっくんさん

おはようございます。
コメントありがとうございます^^
いて座付近は夏の花火の様に賑やかですよね!
特に天の川エリアの対象を撮影すると、微恒星も賑やかで画面いっぱいに星が敷き詰められる様も気持ちいいです^^
FAPを導入ですか!
正に痒いところに手が届くような機能が有難いですよ~。
時々オンラインにてバージョンアップしてくれるのも、とても親切仕様だと思います♪
対数現像+デジ現のブレンドはおススメですよ!

2020/07/13 (Mon) 10:19 | EDIT | REPLY |   

コメントを残してくださいね^^