FC2ブログ

天体写真初級編へようこそ!

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
↑天体写真のランキングに参加しています。他の素晴らしい天体写真ブログをご覧ください!

赤猫で撮った! ケフェうすうす領域

タカsi

タカsi

嬉しそうに赤猫シリーズが続いておりましたが、今回でひとまず玉切れです^^
8/18に大芦高原にて撮影したカシオペア座~ケフェウス座の散光星雲を処理しました。
撮影自体はシンプルに放置撮影でラクチンだったのですが、画像処理が思いのほか難航しました。
今回の狙いは、クワガタ&バブルエリアと洞窟星雲エリアを繋ぐ暗黒帯を1フレームに収めることでした。
530mmのFSQ106EDで2モザイクでも同じような画角になると思うのですが、赤猫さんの描写力の良さをテストすべく、ケフェウス座の人気うすうす散光星雲群を一網打尽にしてやりました^^

2020/8/18 クワガタ&バブル星雲&M52~洞窟星雲
SQM: 21.69  岡山県 大芦高原 標高479m 気温24℃ 湿度85%
架台:EQM-35pro ASIAIR pro による撮影制御
ガイド:ノータッチガイド
撮影鏡筒:RedCat51 FL250mm F4.9
撮影カメラ:ASI 2400MM PRO (冷却-10℃)
フィルター:ZWO L
露出1: gain158 120s x 155(総露光310分)
LED Flat x50  Dark x15 Bias x100
ステライメージ8にてコンポジット FAPにて対数現像 PSCCにて強調処理 starnet++使用

20200818 大芦高原 sh2-157 RedCat51 2400MC gain158 120s c79_c76 DG scnr jpeg-edit (1)

画像処理で苦労したポイントは2点。
露光時間が5時間超となると、子午線反転は避けられません。
いつもは、ステライメージの2ポイント指定で位置合わせを行うのですが、今回は何故か画面周囲で星が合いませんでした。同じ鏡筒・同じカメラなのになぜ??
仕方ないので、Tifに保存してからPhotoshopにて位置合わせをしてから、再度SI8でコンポジットするという、。
この一連の作業はPIだと、鼻歌一発コマンドらしいのですが、この機能は喉から手が出るほど使いたいです^^

もう1点は、淡い対象ということでStarnet++を使用してみたのですが、やっぱりあの「Starnet使いました」感が残ってしまうんです。
特に淡い部分や暗い微恒星が消えた不自然さ、暗黒帯のディティールに違和感を感じてしまいます。
そこで、Starnet感を薄めるための処理のために、また多くの工程を増やしてしまいました。
Starnetを使わない、通常の強調レイヤーとブレンドしてみたりと、いろいろ試みた結果、Starnet使わないほうが良かったかも、、という結論に至りました(^^;

この領域は左下に青みがかった天の川が流れていたり、カシオペア座~ケフェウス座の架け橋のような暗黒帯があったり、カラフルな星々がちりばめられたりと、どこを切り取っても絵になりますね!

20200818 大芦高原 sh2-157 RedCat51 2400MC gain158 120s c79_c76 DG scnr jpeg-edit (2)

クワガタバブル〜洞窟をコンパクトに切り取ってみました。

それぞれの星雲は淡いですが、しっかり露光時間を稼いでやると無理なく出てきます。
写野が広がると、微恒星まみれになってくるので、強調過程で星雲とのバランスが難しくなってきます。
マスク処理をしながら、徐々に強調してくのですが、マスクって奥が深くて難しいですねぇ~。

IMG_8624.jpg
手持ちの赤道儀で赤猫さん(シングル)とベストマッチなのが、EQM-35Mproです。
10万円以下で自動導入が可能なスカイウッチャーの赤道儀ですが、実際に使っている人をほとんど見かけません。。
RAの歯数が180枚と、高精度を謳ったモデルですが、DECの歯数が何故か65枚と、極端に少なくなります^^;
実際にオートガイドを走らせると、ガイドグラフがあっち行ったりこっち行ったり、まともにガイドしないんです。(ギアのかみ合わせを調整したんですが、、)
また、このクラスの赤道儀にしては立派すぎる三脚が付属していますが、正直三脚に関してはオーバースペックでした。
トラベル赤道儀として考えても、三脚が重く長過ぎます。
そこで、コスモ工房さんにジッツオアダプターを制作していただき、軽量・コンパクトな赤道儀にピッタリフィットするようになりました。
さて、肝心の追尾についてですが、ここはバッサリとオートガイドを諦めて、ノータッチガイド専用機として短時間露光で運用しようと考えています。
あるいは、自動導入も捨てて、赤緯体を取り外し、1軸のポタ赤として運用しても良いかなと思います。
今回の撮影でも、赤猫さんで2分露光だと十分な星像を保っていました。
もちろん、設営時に極軸だけはポールマスターで正確に合わせるようにしています。

というわけで、画像処理が大変だった「赤猫シリーズ」でした^^


関連記事

Comments 12

There are no comments yet.
OOKEN  
素晴らしい

クワガタ、バブルと洞窟のコラボ、すべてが美しく、とても素晴らしいです。
クワガタもバブルも惨敗したことがあるので、タカsiさんの真似をして挑戦して見ます。

2020/08/27 (Thu) 17:59 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To OOKENさん

こんにちは。
早速のコメントありがとうございます。
赤猫飼ったらこのコンビネーションを撮ってみたかったんですよ^^
私も何度も執拗にクワガタ付近を撮影してきましたが、最近になってようやく楽しく撮影ができるようになってきました♪
微恒星がとっても沢山あふれているエリアなので、処理は大変ですね(^^;

2020/08/27 (Thu) 18:21 | EDIT | REPLY |   
おりおん  

おはようございます(^^)
美しいですね~!! 単品注文でも美味しいところ。それをワンプレートに載っけた贅沢構図です。
Starnet、たしかにそうなんですよね。
使ったけど、けっきょくあれこれ手を加えて、最終的に使わなかったほうがよかったな・・・となってしまうんですよ(笑)
写野が広いと微恒星がうざくなりますもんねぇ。
そのあたりのさじ加減が、中望遠・広角の処理の難しさでもありますね。

2020/08/28 (Fri) 08:33 | EDIT | REPLY |   
Marshall  

こんにちは。
綺麗ですね~。秋を感じますね。
ところで180度回転画像が合わなかったんですか?
私もまだ経験不足ですが周辺像は歪になってるかもしれませんね。
BORG 55FLなどは見た目でもそのような感じです。55FLと他の鏡筒のコンポはPIでも無理でした。
今度撮影するときに気を付けてみてみます。

2020/08/28 (Fri) 09:51 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To おりおんさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
ワンプレート盛り盛り構図、実際にやってみると処理が大変でした~。
通常の画像処理難易度は、広角>長焦点だと感じています。。撮影はその逆なんですけどね(^^;
Starnet++ですが、取り扱いは大変難しいと感じます。一見遠目鑑賞だと問題なさそうなんですが、拡大していくとその無理っぽい雰囲気が我慢できなくなってきます、。
今回は通常処理とStarnet処理をブレンド比率を変えながら、あれこれやってみましたが、、。
中望遠の難しさと楽しさ、これからも修行してまいります^^

2020/08/28 (Fri) 11:21 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To Marshallさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
ケフェウス座は何となく秋色っぽいですね^^
子午線反転後の四隅が合わない現象ですが、ご指摘の通りレンズのディストーションが原因だと思います。
左右対称じゃないんでしょうね。
もしくは片側のスケアリング不良ということも。
まぁ、重箱の隅をつつくような事ですので、ソフトの優秀な位置合わせに頼れば解決する話なのですが、なかなか慣れてしまったソフトからの移行は、腰が重いです(^^;

2020/08/28 (Fri) 12:12 | EDIT | REPLY |   
ハチベエ  

こんにちは(^^)/

ケフェうすうす領域の贅沢構図いいですね(*´ω`*)
ほんと、微光星軍団が難敵なんですよね( ̄▽ ̄;)
僕も60CB撮影分の処理に悪戦苦闘してるので、激しく共感してしまいました(笑)

2020/08/28 (Fri) 12:37 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To ハチベエさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
ハチベエさんも処理中でしたか!
微恒星を処理するというより、いかに肥大させないかという事に気を付けいるのですが、星雲がいい感じになってきたと思ったら、、気づいたら奴らは肥大しているんですよね~(笑)
星が多い領域にこそ、見ごたえのある星雲がひしめいているので、仕方ないですよね~。

2020/08/28 (Fri) 13:54 | EDIT | REPLY |   
ひろたろう  

タカsiさん、こんばんは(^ν^)
ケフェうすうす領域と作品とても華やかで美しい作品ですね!(◎_◎;)
見事な暗黒帯が凄いことに成っていますね!
Red Cat51君も中々強者ですね(╹◡╹)

2020/08/29 (Sat) 01:50 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
ひろたろうさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
うすうす領域、ほんとに処理が難しいエリアだと思います(^^;
それにしても、暗黒帯は萌えますねぇ~。
sh2-161の上部に横たわる暗黒帯付近の星々との共演は、本当にきれいだと思います。
この付近を眺めるだけでウィスキー2杯はいけます(笑)

2020/08/29 (Sat) 10:23 | EDIT | REPLY |   
のんた  

タカsiさん、おはようございます。
REDCATなかなか良い仕事しますね。これだけ写ってくれて10万円以下は魅力的です。ちょうど300mm前後の焦点距離が空白なので購入を検討しようかな。ビクセンのFL55SSと迷っていましたが、価格が半分以下ですからね。
 コンパクトな望遠鏡は一軸ガイドも良いなと思います。僕もアポゾナーは赤緯体を外してGPDをポタ赤仕様として撮影していますが、135mmと単焦点だけあってノータッチで3分可能です。自動導入は出来ませんがお手軽撮影としては十二分な写真が撮れます。REDCATの250mmだとガイドが心配ですが....。
 

2020/08/30 (Sun) 07:48 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To のんたさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
200~300mmのレンジは欲しくなりますよね~。
私もFL55sと60CBの3台で悩みましたが、FL55Sと赤猫ツインが同じくらい、、赤猫にしました(笑)
1軸ガイドって、最高にお手軽撮影だと思います。250㎜の一軸ガイドを完璧にこなしてくれるポタ赤、SWATとか魅力的なんですよねぇ。
まずは、EQM35proの赤緯体を外して運用してみようと思います^^

2020/08/30 (Sun) 09:29 | EDIT | REPLY |   

コメントを残してくださいね^^