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満月の夜に RASA11" 星像チェック!

タカsi

タカsi

10月に入って夕方以降が涼しくて快適に過ごせる季節になりました。
1日と2日の夜は中秋の名月ということで、各地で見応えのあるお月さんの写真が掲載されていますね^^
子供に双眼鏡で満月を覗かせたりしながら、隣に輝く火星を観望しようかどうか思案していました。
そうだ、、そうだった!月夜はナローマンだ!ということで、前回ファーストライトで使ったカラーカメラではなく、モノクロカメラに変えてナロー撮影を試してみることにしました。
前回はいつも使っているA3のLED板でフラットを撮影しましたが、ムラムラの大暴れ状態で上手くいかなかったのですが、1日の夕方は時間の余裕があったので、夕焼け空からスタンバイして薄暮スカイフラットを事前に撮影しておきました。
この二日間、満月の隣で撮影した対象は3つ。全てRASA11"で撮影したHa画像を輝度情報にして、カラー情報は過去画像を使いました。

2020/10/1 ぎょしゃ座 IC405  IC410
光害指数 : 兵庫県西宮市 自宅 SQM18.39 標高13m 
架台:EQ8R APTにて撮影
ガイド:QHY 5LM2 +75mm PHD2ガイド
撮影鏡筒:RASA11" FL620mm F2.2
撮影カメラ:ASI 6200MM PRO (冷却-10℃)
フィルター:baader planetarium Ha
露出:gain100 300s x 40
<RGB画像>
2019/11/1 奈良県下北山村
撮影鏡筒:FSQ106ED 645RD FL380mm F3.6
撮影カメラ:EOS6D(HKIRミラーレス仕様)
露出:iso3200 120s x 46
(総露光292分)

_20201001_ic405_ic410_RASA11_6200MM2 _FSQ106 EOS6D HaRGB scnr denoise (1)

ちょいと派手仕上げです^^
ナローバンドらしいHa成分が盛大に写っているので、全体的に赤っぽくなってしまうのを調整するのに手間がかかりました。
_20201001_ic405_ic410_RASA11_6200MM2_gain100_300s_Ha_c40_ABE HT (1)
フラットを当ててPSで少し擦ってやると、ほぼフラットな画像になりました。

2020/10/1 はくちょう座 サドル付近
光害指数 : 兵庫県西宮市 自宅 SQM18.39 標高13m 
架台:EQ8R APTにて撮影
ガイド:QHY 5LM2 +75mm PHD2ガイド
撮影鏡筒:RASA11" FL620mm F2.2
撮影カメラ:ASI 6200MM PRO (冷却-10℃)
フィルター:baader planetarium Ha
露出:gain100 180s x 68
<RGB画像>
2020/4/29 奈良県大塔
撮影鏡筒:FSQ106ED  FL530mm F5
撮影カメラ:ASI 6200MM Pro(-10℃冷却)
フィルター:astrodon LRGB
露出:gain100 240s  L x 12 , R x 4 , G x 4 , B x 4
(総露光300分)

_20201001_saddle_RASA11_LRGB2.jpg

撮影順が逆になりますが、明るい月が低い位置にあり、天頂付近のはくちょう座サドル付近を、20時前から露光開始しました。
ブロードバンドカラーのみで仕上げるより、赤い星雲のモクモク感が一層際立った画像になりましたが、Haを輝度にする弊害として、星に元気が無くなってしまいます。
特にサドルの輝きが欲しい〜。
ナローバンドを輝度に使った場合の、星の輝き具合の調整が今後の課題です。。
_20201001_saddle_RASA11_6200MM2_gain100_180s_Ha_c68_ABE.jpg
天頂付近は流石にコントラストが高く写りますね!
左側の光量落ち込みが少し気になりました。

2020/10/2 カシオペア座 IC1805 ハート星雲 SSAO
光害指数 : 兵庫県西宮市 自宅 SQM18.39 標高13m 
架台:EQ8R APTにて撮影
ガイド:QHY 5LM2 +75mm PHD2ガイド
撮影鏡筒:RASA11" FL620mm F2.2
撮影カメラ:ASI 6200MM PRO (冷却-10℃)
フィルター:baader planetarium Ha
露出:gain100 300s x 14
<SAO画像>
2019/11/6 自宅
撮影鏡筒:Canon EF300mm F2.8 ツイン 自作絞りにてF3.5
撮影カメラ:ASI 1600MM PROx2 (冷却-10℃)
フィルター:O3バーダー、Ha/S2 ZWO
gain139 300s Ha x 34 ,O3 x 62 ,S2 x 29
(総露光695分)

20201002 ic1805 自宅 RASA11 6200MM2 gain100 300s Ha c14_sd denoise (1)

昨夜は夜半前には雲が多くなってきて、薄雲の通過が多かったようです。8割程がボツになりましたが、明るい対象なので、14枚でなんとか仕上げました。
20201002 ic1805 自宅 RASA11 6200MM2 gain100 300s Ha c14_sd denoise (2)
1日目のフラットを使いまわしたのが原因か、微妙にフラットが合いませんでした。
環状ムラのようなフラットエラーが出てしまっています。
この種のムラは補正するのが難しいです。。
20201002 ic1805 自宅 RASA11 6200MM2 gain100 300s Ha c14_sd denoise (3)
今回撮影のHaの解像度のおかげで、ある程度のクローズアップにも耐えることができるようになりました。

IMG_8778.jpg
FRPのフードがバックヤードさんから届きました。
バックルで締め付けるタイプで、とてもしっかりした造りで安心感があります。
C11と共用できるのもポイント高いです^^

というわけで、画像処理3連発はちょっと疲れましたが、月夜のRASA兄貴、頑張ってくれました♪
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Comments 10

There are no comments yet.
みお  

ほうほう、こんな立派なフードあるんですね
細かいレビューはよ (ノシ´・ω・)ノシバンバン
にしてもケラレてないですね…私は同じC11用の巻き付けフードですが、1インチセンサにもかかわらず豪快にケラレました。
巻き付けは切ればいいか!って感じですが、FRPだとそう簡単な話じゃないので聞きたいです。
あと内部の感じとか、どこにケーブル通してるのかとかも…

2020/10/03 (Sat) 13:58 | EDIT | REPLY |   
ひろたろう  

タカsiさん、こんにちは。
RASA11のダイナミックな画像が目白押しですね!(◎_◎;)
色彩と言い分解能と言い申し分ありませんね!
兎に角分子雲の写りが半端無いですね!
改めてHα画像の重要性を気付かされました。
素晴らしい機材の数々羨ましい(╹◡╹)

2020/10/03 (Sat) 16:18 | EDIT | REPLY |   
UTO  

雲が多くて、こちらはとても星雲撮影なんて・・という条件下でしたので、こちらは惑星撮影に専念しちゃいました (^_^;)
RASA11とナローは相性良さそうですねえ。

2020/10/03 (Sat) 18:20 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To みおさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。
このフードは同じRASA11”使いの方から教えて頂いたものです。
こちらでオーダー出来ますので、参考にしてくださいね。
http://backyard.c.ooco.jp/mart/T001.html
RASAは8”もそうですが、フードの長さと真円率に気を付けないとけられやすいですね。
このフードは根元をバックルで締め付けて固定するので、ズレたりせず、取り付け位置の再現性も高いです。
内側は艶消し加工が施されており、十分な迷光対策になっていると思います。
ケーブルの取り回しですが、フード先端にスパイダーを固定し、そこにケーブルを固定することによって、毎回同じ角度の光条とケーブルの取り回しが可能になるという算段です。
と、これから加工しますよ^^

2020/10/03 (Sat) 20:40 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To ひろたろうさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。
RASA11”は8”に比べて、速写性能が上がっているので、明るい対象ならナローバンドでもサクサク撮像できてしまいます^^
これまでは、ニワトリは全てニワトリ撮影で完結しようとしていましたが、今回の撮影で気づいたのですが、これからは遠征のアシスト撮影(予備撮影)という位置づけで無理なくやっていこうと思いました。
散光星雲のHaについては、晴れたらいつでも撮影できますし、おススメですよ^^

2020/10/03 (Sat) 20:46 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To UTOさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。
昨夜はこちらも殆ど晴れませんでした、。
今が旬の惑星撮影、今回も激しい葛藤がありました(笑)
火星は何とか見てみたいです^^
RASA11"は迷光対策を入念にしないと被り放題になりますが、ナロー(Ha)だとそこそこフラットもイケそうです。

2020/10/03 (Sat) 20:54 | EDIT | REPLY |   
夕焼け熊五郎  

「タカsiさん」おはようございます。
何時もながら迫力のある画像凄いです。あか、あお、きいろ、くろ、ちゃいろカラフルですねー。
こんなでかいサドル付近も初めてです。

2020/10/04 (Sun) 07:22 | EDIT | REPLY |   
たっくん  

こんにちは。
ぎょしゃ座のIC405とIC410、色が綺麗に出てますね。
ここを撮影すると赤くのっぺりとしてしまってあまり好きではない領域なのですが、タカSiさんの写真は綺麗にまとまっていますね。
ちなみに、カリフォルニア星雲も赤くのっぺりしてしまうから好きではないのですが、タカSiさんの力で魅力再発見出来ないでしょうか。

2020/10/04 (Sun) 10:35 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To 夕焼け熊五郎さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
カラフルな対象は興味深いですね^^
サドル付近は構図が難しいです、。右を入れようとすると左が切れる、、欲張るとグダグダな構図になってしまいます、。
ぎょしゃ座はこれからがシーズンですが、あの煌めく5つ星がなんとも言えませんね!

2020/10/04 (Sun) 14:06 | EDIT | REPLY |   
タカsi
タカsi  
To たっくんさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。
ぎゃしゃ座の見どころは3つだと思います。
①ラナウェイスター
②5つ星
③どくろ星雲の赤→青のグラデーション
どれも輝度が高い部分なので、色飽和に要注意ですよね(^^;
今シーズン、何度もぎょしゃ座を狙うんだろうなぁ、なんて思いながら処理してました。
カリフォルニア星雲ですか?あれは単体で普通に撮ると、赤一色で面白みがないですよねぇ。。
ナローだととてもカラフルになるので、必殺のブレンドをしてみましょうか^^

2020/10/04 (Sun) 14:12 | EDIT | REPLY |   

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